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日常生活の些細なログ。

ゴッホ展-巡りゆく日本の夢- 2017.08.26〜10.15

 

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The Starry Night - Vincent van Gogh — Google Arts & Culture

↑本当のゴッホの絵がこちらから

 

 

ゴッホ展を見る前は

みなさん、こんにちは。札幌の実家に帰った時に、北海道立近代美術館ゴッホ展を見に行った時の感想と、ゴッホについて書こうと思います。

 

上の絵は私が描いたのですが、美大行ったくせに色味も雰囲気も違くてスンマセン。ゴッホの絵で「星月夜」と言う絵です。うまいこと、色味が出せなくて、もっと暗みのある色です。何かが渦を巻いてるように、「ゴーゴー」と言うような音の気配がする絵です。なんか不思議な絵ですよね。

 

ゴッホが精神病院に居た時に、描いた絵だそう。私は、今回ゴッホ展を見るまで、ゴッホの絵をちゃんと見たことがなかったんですよね。ゴッホ=狂人病のようなイメージで、自分の耳をちぎってしまうような、狂った人なのか、と言うイメージでした。

 

私は、東京の中野に住んでた時に、長く勤めたアルバイトをしてたところを辞めた後、作品作りに集中するために、近所の某有名なカフェチャーンの早朝から昼のバイトにシフトチェンジしてみようと、面接に行ったことがありました。

 

面接官は、ものっそい、なんて言ったら良いのか、「なんでここに面接に来た?」みたいな人でした。その人から、「なに、美術の何が好きなの?有名なアーティスト教えて」と言われ、多分この人が知らない人言っても、伝わらないな、、と、とっさに「ゴッホです」と、答えたことがありました。

 

日本では、なぜか印象派がものすごく取り上げられます。上野あたりの美術館にごぞっておばちゃん達が印象派を見に行くイメージです。

 

わかりやすい色調と、色味の綺麗さで、わかりやすいものが好きな日本人には人気があるのも分かります。

 

個人的に、今回のゴッホ展行くまでは、その分かりやすいものを取り巻いてるイメージとして扱われる、ゴッホがいまいち納得できませんでした。

 

まぁ余談ですが、そのカフェでの面接は、言わずもがな、落ちましたけどね。

 

ゴッホ展を見た後は

ただ、今回ゴッホ展に行ったことで、ああ、ゴッホの絵ってものすごく繊細で、ものすごい上手だわ。

 

そう感じた。

 

他にも日本人の絵も確か、飾られてたのですが、ゴッホの絵の上手さが雲泥の差でした。これ、見に行って見ないと伝わらないですね。

 

なんと言って良いのか、とにかくタッチが細かくて、なん百枚もの絵を描いた人じゃないと出せない、独特な絵の上手さ。ダヴィンチと絵のタッチの描き方の雰囲気が似てる感じがします。

 

私は、その絵のタッチの上手さにダヴィンチやゴッホのスケッチは、ずっと見ていたくなるぐらい惚れ惚れします。

 

タンギー爺さんの絵

個人的に感動した絵は、日本の浮世絵を模写したゴッホ独特の色調で描いた絵も面白かったのですが、タンギー爺さんの絵も感動しました。タンギー爺さんは、ゴッホがパリの弟(テオ)の家に転がり住んでた時に、近所の画材店をやってた人がタンギー爺さんです。

 

タンギー爺さんは、画家を目指してる彼らの画材を面倒を見ていた人。ゴッホにとっては、画材を支援してくれてた人。知りませんでした。なんとなく、爺さん描きたくて爺さん描いたんじゃない、ぐらいの知識でした。

 

アーティストになるつもりのなかった自分が

私は、美大に行った人間ですが、19歳でアートの学校に行くまでは、美術のことは殊更無知でした。うちの両親はアートに興味を示しません。19までは、美術館に行ったこともありませんでした。

 

東京の学校の授業の一貫で、ピカソのかの有名な「ゲルニカ」の絵についてどう思うか、英語でお互いに話しなさい、っていう授業がありました。私はその時、「なんかみんな楽しそう」って真反対なことを言いました。

 

そんな自分が、その時から自分はアーティストにはならない、って思ってたのに、ずっと何かを追い求めて、今でも誰も見向きもしない、アートを作ってます。世も不思議なもんです。

 

話は飛びましたが、ゴッホがお世話になってたタンギー爺さんのことを知ると、ああゴッホって、誰からも救われない人じゃなかったんだ。とそう思いました。

 

私の中で、彼は晩年にかけて、孤独の中で生きてきた人っていう印象が強すぎるからです。だからか、尚更、なんだかわかんないですが、感動しました。

 

ゴッホの人生

 会場のストア内に、ゴッホの本があったので立ち読みしました。買えよって話なのですが、本を買えば買うほど、読まないのに出費がかさむので、あんまり買わないようにしてます。そこで私はゴッホの意外な人生に感嘆しました。

 

ゴッホの人生を分かりやすく追って見ます。

 

1853年オランダに生まれる(今から164年前ですね)

 

1869年 ゴッホ16歳 絵を売る仕事につく

 

1875年 ゴッホ22歳 22になる間に失恋を経験、仕事も勤務態度が悪く解雇

 

1876年 ゴッホ23歳 英国の小学校教師になる。貧者を救うために伝道の道へ

 

1878年 ゴッホ26歳 ベルギーで熱心に伝道活動する。がしかし、あまりにも熱心すぎて周りが引いてしまい、伝道活動をあっさり諦める

 

1879年 ゴッホ27歳 画家の道を志す ブリュッセルの美術学校に通う

 

1880年 ゴッホ28歳 実家のオランダ(エッテン)に戻る。一時期、一緒に住んでた従姉に惚れる。拒絶反応を食らう

 

1882年 ゴッホ29歳 オランダ(ハーグ)に引っ越す。従兄から絵を学ぶが、衝突する。その頃に出会った、娼婦のシーンと同棲する

 

1883年 ゴッホ30歳 シーンとの結婚を考えるが、弟のテオが大反対。破局。その後、オランダの東の方に引っ越すが、その後、実家にまた戻る。(オランダのニューネン)農民を描きまくる。隣家の娘さん(10歳上)がゴッホを好きになる。ゴッホも受け入れるが、両家が大反対し、またも恋は打ち破られる

 

1885年 ゴッホ32歳 分かり合えなかった父が死去。地元でモデルを探せず、家を出て、ベルギーのアントワープに移る。美術学校に通う。そこで浮世絵と出会う

 

1886年 ゴッホ33歳 なんの前触れもなく、パリに居た弟のテオのところに転がり込む。画塾に通う。そこで若い画家たちと触れ合う

 

1887年 ゴッホ34歳 ゴーギャンと仲良くなる。同居してたテオとの関係が悪化

 

1888年 ゴッホ35歳 フランスのアルルへ移住。ゴーギャンとアトリエを構え、同居生活をするも、関係が著しく悪化、この時に、ゴッホは自分の左耳を切る

 

1889年 ゴッホ36歳 耳切り事件後、周囲に大沙汰になり、病院に隔離される。その後、別のフランス(サン=レミ)の精神病院へ。何度も発作が起きる。テオが結婚して所帯を持ってしまう、ことの金銭的な援助がなくなってしまう恐れからか、精神状態がおかしくなる。

 

1890年 ゴッホ37歳 絵が1点売れる。精神病院を出て、パリの北西部、オーヴェル=シュル=オワーズへ向かう。この地に移転したことによって、ゴッホは回復をしていく。ここで、たくさんの絵を描く。テオ夫妻との交流も楽しく過ごして居たが、テオ夫妻がゴッホの仕送りで揉めた一件で、ゴッホは悲しみに打ちひしがれ、自殺してしまう。

 

その後、弟のテオも後を追うように、亡くなる。

こちらのサイトを参考にさせていただきました。ゴッホの生涯

 

晩年に描いたと思われる、「カラスのいる麦畑」という絵がなんとも言えない、ものすごい強い絵になってる感じがします。何か見えない力で動かされたような感じがするのは私だけでしょうか。

 

ゴッホにとって、唯一の救いだったテオ。でも、本当にテオが居たおかげで、ゴッホと言う画家が居たんですね。

 

それにしても、いろんなところを転々としてますよね。

オランダ→英国→ベルギー(ドルトレヒト)→ベルギー(ブリュッセル)→ベルギー(モンス)→ベルギー(ブリュッセル)→オランダ(エッテン)→オランダ(ハーグ)→オランダ(ニューネン)→ベルギー(アントワープ)→パリ→フランス(アルル)→フランス(サン=レミ)→パリの北西部オーヴェル=シュル=オワーズで沒

 

短くまとめると、オランダ→英国→ベルギー→オランダ→ベルギー→フランス

 

これ見る限り、やっぱりパリは芸術の都なんだな、と思います。いつかゴッホの居た土地を巡ってみたい。

 

まとめ

私は、てっきりゴッホは生涯で女性と縁のなかった人かと思ってました。でも、違う。娼婦と一緒に過ごしてたのは知らなかった。でも、どうなんだろう。ゴッホももしかしたら、10歳年上の隣家の女性と結婚してたら、もしかしたら、その女性がゴッホを応援するために、食わせてくれたのかもしれないし。

 

どうみても、兄弟愛が強すぎるよね。ずっと兄のために、仕送りをするって、どう考えても、立場が逆転してる。癇癪持ちの兄さん大変だったろうなぁ。37歳と呆気なく亡くなってしまったけど、そのまま60まで生きてたらどんな絵を描いてただろう?見てみたかったな。

 

激動の人生を送ってるゴッホ。27歳と言う、日本で言うアラサーの歳で夢を追いかける。それから10年の間であんなに魅了する絵を書けるって、すごいな。

 

ゴッホを見てると、人生ってなんだろうと思ってしまう。ゴッホの絵見てると、絵描きたくなりますね。ゴッホ美術館行きたいな。

 

いつの時代も美術というものは、煙たがれるのは、変わんないですね。

 

本当に、こういう世界はパトロンが居てなんぼですね。

 

終わり